2017-05

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ヴァン・クライバーンとチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
~若きピアニストの栄光と凋落~

今年、2013年2月27日、ピアニストの歴史に名を刻んだヴァン・クライバーン氏が死去されました(享年78)。

クライバーンといえば、近年メディア露出が多い盲目のピアニスト辻伸行さんが優勝した「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」の印象が強いと思います。コンクールの名前にもなっているのだからどんな大ピアニストなのか、と思うでしょう。
ところが、ヴァン・クライバーンの演奏を聴いてみようとすると、さっぱりそれらしいものがでてこない。大ピアニストといえば、ホロヴィッツやルービンシュタインのように、たくさんCDやレコードがあってもおかしくないはずです。しかし、それがない。
一体、どうしてでしょう。
そこには、ヴァン・クライバーンという若きピアニストの栄光と挫折のエピソードが秘められています。

ヴァン・クライバーンは南米ルイジアナ州で生まれ、幼い頃からピアノに親しみ、順調に実力を伸ばしました。
若き天才が、まさにその才能を遺憾なく発揮して成長し、来る1958年、クライバーン23歳、ついにかの有名な第1回チャイコフスキーピアノコンクールに出場します。

このとき、アメリカとソ連はまさに冷戦状態。そのソ連で開催されるピアノコンクールに、単身アメリカの青年が乗り込む。なんとクライバーンは、そこで優勝を勝ち取ってしまいます。当時の政治的圧力などを考慮すると、信じがたい快挙です。
審査員にはかのスヴャトスラフ・リヒテルがいましたが、他の参加者に0点、クライバーンには満点の25点を与えた、という逸話が残っています。それほどまでに、そのときのクライバーンには、「何か」が降りてきていました。

その際演奏した「チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番」の録音は、わずか2週間で100万枚を売り上げ、ビルボード誌アルバムチャートで7週連続1位を獲得するという、これもまた信じがたい快挙を成し遂げています。クラシック音楽では、通常ありえないことです。

ヴァン・クライバーンのチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番第1楽章


祖国アメリカに戻ったクライバーンは、紙吹雪の中歓迎され、まさに英雄の凱旋といった扱いでした。
大統領にも出迎えられ、パーティーや記念コンサート、レコード会社との契約、アメリカンドリームを成し遂げた青年に様々なスケジュールが押し寄せます。

その過酷なスケジュールが若く繊細なクライバーンの栄光に影を落としました。
クライバーンの演奏からは以前のような若々しく、未来の栄光の展望に一転の曇りもないような、そういった輝きが失われていきました。ついにはたびたびの休止を経て、44歳という年齢で演奏活動をほぼ完全に停止してしまうのです。芸術とビジネスは相容れないことがよくわかります。芸術は十分な心身の余裕がないと立ち行かないものなのです。

これが、ヴァン・クライバーンというピアニストの知名度と録音の数が一致しない理由です。
しかし、録音は少なくとも、クライバーンが成し遂げた功績は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番という、クラシック音楽の代名詞的存在とともに人々の心に刻まれているのです。

ヴァン・クライバーンのチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番第1楽章 コーダ

● COMMENT ●

つまんない

>るうるう
(。◟‸◞。✿)おこだよ!

良いの書いたって聞いたから見に来たけど・・・・・・

題名見て下まで だあああああっつっとスクロール余裕でした(´∀`*)ポッ

また変なおじいちゃんでてるしw

ピアノとかクラシックはまったくの無知だけど
こういうの嫌いじゃないっ。

夜中にNHKとかでやってたら見ちゃう感じ(o´∀`o)

>ぐろち様
下からじっくし呼んでください・~・。
>るなち様
NHKの特集意識して書きました・~・。


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